2018年05月27日

銀杏(ぎんなん)

イチョウの木は、寺社、公園、街路樹などに広く植栽されており、なじみ深い木です。秋になると黄色く色づき、銀杏(ぎんなん)がなりますが、イチョウには雄株と雌株があり、銀杏がなるのは雌株だけです。銀杏は黄葉が本格的になる少し前から、落ち始めます。実のように見えますが、実は種子で、外側の種皮部分は臭いますが、中の種子が食用になります。独特の風味で、炒って食べたり、茶碗蒸しの具材にしたり、和食には欠かせない食材です。

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■銀杏拾い

大粒の銀杏を拾うには、やはり大きなイチョウ(雌株)の下を探しましょう。外皮種がつぶれて、臭いが漂っていると見つけやすいかもしれません。寺社や公園などで拾うときは、管理者の方に拾ってもよいか確認してからにしましょう。
素手で触るとかぶれるので、軍手やゴム手袋をして、拾ったらビニール袋に入れます。臭いが強い場合は、袋を二重にするといいでしょう。

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■銀杏の処理の仕方

持ち帰った銀杏は、臭いのする外皮種を取り除く作業をします。
① バケツに水を張り、2、3日浸けて外種皮を腐らせます。
⇒臭いがするので、ビニール袋に入れたり、ラップをかけたりしておくと良いです。
② 外種皮が軟らかくなったら、流水で洗い流してきれいにします。
⇒かぶれるので、必ずゴム手袋をしてください。臭うので、換気にも注意しましょう。
⇒取り除いた種皮の部分は、臭いが漏れないようにきっちり密封してからゴミに出しましょう。
③ 数日間、天日干しにします。
これで、お店で売っている銀杏と同じ状態になります。

※保存の注意
銀杏は冷蔵庫の野菜室で約半年ほど保存できますが、中身の色が黄色くなるので、殻をむいて下茹でしてからラップに包み、さらにポリ袋に入れて冷凍するのがおすすめ。きれいな薄緑色のまま2ヶ月くらい保存できます。



■銀杏の殻のむき方

銀杏の殻を割って中身を取り出す方法です。

・フライパンを使って
① フライパンに銀杏と塩を入れて、ふたをして10分くらい乾煎りします。
② はじけたところを、ペンチなどで割ります。

・電子レンジを使って
① 事務用封筒などの封筒に銀杏を10~15粒くらい入れ、封の部分を2回ほど折って開かないようにします。
② 電子レンジに入れて約1分加熱します。封筒の中で銀杏がはじけて取り出しやすくなります。

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・薄皮のとり方
熱湯に入れて玉杓子の背で転がすようにすると取れます。フライパンで炒っても、取れやすくなります。

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■食べ過ぎに注意!
銀杏には、ビタミンB6の作用を妨げる働きをするメチルビリドキシンという成分が含まれています。食べ過ぎると、ビタミンB6欠乏症と似たけいれんなどの中毒症状が起きるので、食べすぎには注意しましょう。特に幼児は解毒能力が弱いので食べさせないようにしましょう。


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