夏至 6月21日ごろ

二十四節気のひとつで、「夏に至る」と書くように、この日を過ぎると本格的な夏の到来です。
北半球では太陽が1年で最も高い位置にきて、昼間が一番長い日になります。冬至の日と比べると、北海道の根室で約6時間半、東京では約4時間40分も長くなります。
ただ、このころは梅雨の時期でもあるため、あまり日が長く感じられないこともあります。

夏至祭

「夏至祭」は太陽の生命力を得るためのお祭りで、北欧など世界各地で行われています。
日本で有名なのは、三重県二見浦(ふたみうら)の祭り。ここでは、夏至の時期だけ大小仲良く並んだ夫婦岩の間から朝日が昇ります。 日本には夫婦岩がたくさんありますが、岩の間から朝日が昇るのは大変めずらしく、夏至のころしか見られない特別な光景です。

半夏生

夏至から数えて11日目の雑節 ※。この時期に半夏という薬草が生えることから半夏生といい、田植えを終える目安とされています。
また、関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、半夏生ならではの風習があります。

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