傘のマナー

雨の日に人とすれ違うときは、しずくで相手を濡らさないようにお互いに傘を傾ける・・・日本にはそんな気配りが息づいています。昔から続く奥ゆかしいしぐさや、今どきのレイングッズで注意することなど、さりげなくて格好いい傘のマナーの数々をご紹介します。

傘のマナーイメージ

傘のマナーで気持ちよく

雨の日は気が付かないうちに、濡れた傘がまわりの人の迷惑になっていることもあります。
周囲に構わずワンタッチ傘などを急に開いてびっくりさせたり、しずくをかけてしまったりすると、どんな素敵な傘やレインブーツを履いていても、台無しになってしまいます。さりげなくスマートな傘のマナーを心得ておきましょう。

傘の開き方

上を向けて開くと、まわりの人や自分に水滴がかかることがあります。まわりを確認してから、傘先を斜め下にして開けば安心です。ワンタッチ傘の場合は特に気をつけましょう。

人とすれ違うとき

傘を差しながら狭い道をすれ違う際、相手にぶつかったり、雨のしずくが垂れたりしないよう、相手と反対側に自分の傘を傾けます。

傘の閉じ方

横に向けて閉じると、傘先が人に向くので危険です。差した状態のまま少しすぼめてから、下に向けて完全に閉じます。

水滴の取り方

クルクルっと回したり、バサバサっと開閉したりするとまわりの人に水滴がかかって大迷惑。閉じた傘の露先(骨の先端)をまとめて握り、傘先を下に向けて軽く数回振ります。

傘の持ち歩き方

駅の階段などで、前の人の傘先が目の前に迫って、思わずヒヤッとしたことはありませんか?知らず知らずのうちに、傘先が後ろの人に向いていたり、子どもにあたったりすることがあるので要注意。また、濡れた傘がまわりの人まで、濡らしてしまうこともあるので、混んでいる場所では特に気配りが必要です。

ビニール傘も大切に

急な雨でも、最近はコンビニですぐに、しかも安くビニール傘が購入できるので、折りたたみ傘などを持ち歩かない方が増えています。本当に便利ですが、その手軽さ故に、晴れてじゃまになったらその辺に置いてきてしまったり、逆に自分のものではないのに、傘立てにあるビニール傘を勝手に使ってしまったり。マナー以前の問題ですが、気をつけたいものです。

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