夏の間、活躍してくれた浴衣を、翌年もスッキリ着られる手入れのポイントを紹介します。
洗濯表示をチェックしましょう。
水洗い不可のもの、本麻染めなどの高級品はクリーニングに出した方が無難です。
それ以外のものは家で洗えます。手洗いが基本ですが、洗濯機でも次のことに注意すれば洗えます。
1.衿がよれないように、2本取りの木綿糸でざっとしつけをかけます。
2.汚れが落ちやすくなるよう、汚れの部分に洗剤をかけておきます。
食べこぼしの汚れ ⇒ 部分洗い専用洗剤
汗やホコリ ⇒ 中性洗剤の原液
3.汚れが外に出るように3つか4つに折りたたみ、洗濯ネットに入れます。洗濯機の「手洗い」モードか、なければ「弱流」を選んで中性洗剤で水洗いします。お湯は色落ちすることがあるので使いません。
1.1分ほど脱水したら、シワがよらないようにすぐに広げます。
2.裏返して和装ハンガーにかけるか、2本の物干し竿にかけわたして、風通しのよい所で陰干しにします。
3.乾いたら、衿のしつけを取って、洗濯表示に従ってアイロンをかけます。
1.スチームアイロンの場合、十分湿気を乾かしてから本だたみにして、畳紙(たとうし)に包みます。
2.小物も一緒に収納しておくと、来シーズンすぐに着用できて便利です。また、昔は防虫効果のあるウコン染の風呂敷で包んでいたので、こうした昔ながらの知恵を取り入れてみても良いでしょう。