9月27日は「十五夜」「中秋の名月」です。十五夜は旧暦の8月15日をさすので、新暦では月遅れの9月15日と思っている方も多いでしょう。しかし、月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じます。そのため、実際には毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。2015年は9月27日ですが、2016年はちょうど9月15日になります。
旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が明るく美しいとされ、平安時代から観月の宴が開催されていました。そして江戸時代には収穫祭として広く親しまれるようになりました。
ところで、今夜の月は満月だと思い込んでいませんか?十五夜とは本来は満月のことですが、実は十五夜が満月とは限らず、1~2日ずれることが多いのです。これは月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月までの日数が14日間~16日間と日数に差があり、満月になるまでの日数が違うためで、今年は9月28日が満月になります。
お天気が気になるところですが、月見団子をお供えして、名月を待つのもいいですね。お団子は、十五夜にちなんだ15個、または満月の数で12個(うるう年は13個)を重ねて盛ります。芋名月にちなんで「きぬかつぎ」も十五夜には欠かせないお供え物です。その由来や作り方をご紹介しています。
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2015年09月26日