日々の便り

2015年09月30日

「神無月」に神々が大集合。出雲で開かれる重要会議とは?

10月の和風月名は「神無月」。
神を祭る月であることから「神の月」とする説が有力とされていて、「無」は「水無月」と同じように、「の」という意味をあらわす「な」にあたるといわれています。
また、全国の神様が出雲大社に集まり、諸国に神様がいなくなることから「神無月」になったという説もあります。

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では、なぜ出雲大社に集まるのでしょうか。出雲大社の祭神、大国主大神が自分の子どもたちに全国各地を守らせており、年に一度その子らと他の神々も呼び寄せて、来年の重要事項について会議を開いているのだといわれています。
全国の八百万(やおよろず)の神々が集まってくる出雲の地では、旧暦10月を「神在月(かみありづき)と呼んでいます。旧暦ですから、出雲大社の神々をお迎えする神事は実際には11月に行われています。
神様の会議で話し合われるのは、来年の天候や、農作物の収穫などについて、そしてメインテーマが「縁結び」です。神様の話し合いによって人の縁が結ばれていくということで、出雲大社は縁結びの総本山。素敵な縁を願う参拝者で賑わっています。

一方、出雲へ神様が出かけて不在になってしまった各地では留守を守る「留守神様」がいます。代表的な神様が「恵比須神(えびすしん)。またその他には「金毘羅神(こんぴらしん)、「竈神(かまどしん)、「道祖神(どうそじん)などがいます。
こうした留守神様を祭るために、10月に「恵比須講(えびすこう)を行う地方も多くあります。多くの神様が留守の間にも、ちゃんと留守神様として私たちを守ってくれているのですね。

【季節のめぐりと暦】和風月名
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/
【季節のめぐりと暦】神無月の由来
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/kannazuki/

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