日々の便り

2015年11月02日

七十二候「楓蔦黄」。日本の紅葉が世界一美しい理由。

11月3日から七十二候では「楓蔦黄(もみじつたきばむ)。晩秋を彩る山々が美しく紅葉する季節です。
野山が色づいた木々で赤や黄色に染め上げられる、こんなに美しい紅葉(こうよう)が見られるのは、実は世界中でも日本が一番とのこと。日本だけではなく他の国々でも紅葉は見られますが、落葉樹林がまとまっているのは、東アジアの沿岸部と北アメリカ大陸の東部、ヨーロッパの一部にすぎません。地球の3割程が森林ですが、一番面積が広いのはロシア・アラスカ・カナダなどに広がる針葉樹林。次に広いのはジャングルなどの熱帯雨林です。
それに対して日本は、国土のおよそ7割が森林でさまざまな落葉樹が生えていますし、寒暖の差がありますから、いたるところで美しい紅葉を楽しむことができます。
日本の紅葉がとりわけ美しいといわれているのは、日本の気候風土のなせる技なのです。

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平安時代、貴族の間では紅葉見物が流行り、それが「紅葉狩り」の始まりといわれています。
「狩る」といっても「紅葉狩り」とは紅葉を観賞すること。狩猟をしない貴族の間では、草木を眺め自然を愛でることを狩りに例えたといわれています。

世界に誇る日本の紅葉を見ないで冬を迎えるのはちょっともったいないですね。お弁当を持って「紅葉(もみじ)狩り」に出かけ、日本の秋を満喫してみませんか。

【暮らしのまつり・遊び】紅葉狩り
https://www.i-nekko.jp/matsuritoasobi/aki/momiji/
【暮らしの中の歳時記】紅葉前線
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_aki/2018-103110.html

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