12月7日は二十四節気の「大雪」。山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る頃です。
七十二候では「閉塞成冬（そらさむくふゆとなる）」で、本格的な冬の到来の時期です。
そしてこの頃日本にやってくるのが、厳しい寒さをもたらす「冬将軍」。正式には「シベリア寒気団」といい、シベリア方面からの寒気が日本海側に大雪を降らせ、太平洋側には乾いた冷たい強風をもたらします。
名前の由来は、20世紀初頭、モスクワに遠征したナポレオンが冬の厳しい寒さと雪が原因で敗退したところから、ナポレオンをも退けた強い将軍として「冬将軍」といわれるようになったとされています。



さて、忘年会などでお酒を飲むことも多い時期です。寒い夜には、おでんやすき焼き、ちり鍋など温かい鍋もので一献傾けるのもいいですね。いつもはビールや焼酎という方も、たまには日本酒はいかがでしょうか。日本の鍋には、日本の豊かな水とおいしい米から生まれた日本酒がぴったり合うと思います。しかも、日本酒は、燗でよし、冷やでよしという世界でも珍しいお酒です。からだの芯まで温めてくれる「熱燗」もいいし、鍋の熱気にあたりながらいただく「冷酒」もオツなものです。



「酒は飲んでも飲まれるな」とよくいわれます。粋なおとなはお酒を飲む姿も美しいもの。マナーもきちんとしています。一人で盃を傾ける時、二人で盃を交わし合う時、そして大勢で盛り上がる宴の時も、艶のある大人の仕草で、素敵なひとときにしませんか。お酒をいただく仕草が、男は男らしく、女は女らしく素敵に見える......そんな奥の手もご紹介します。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】粋なお酒のいただき方
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【食の歳時記・旬の味】四季折々の日本酒の楽しみ
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_fuyu/2018-120310.html