1月15日は小正月。
旧暦の1月15日は立春後の望月（もちづき：満月のこと）にあたり、その昔はこの日を正月としていたなごりで、元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶようになりました。大正月が年神様を迎える行事であるのに対して、小正月は豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴です。松の内に忙しかった女性もようやく一息つけるので「女正月」とも呼ばれています。

小正月には、紅白の餅を柳などの木に付けた餅花を飾り、豊作を祈願します。養蚕の盛んな地域では「繭玉」と呼んで繁栄を祈りました。

正月飾りや書初めを焼く行事「左義長」や「どんど焼き」が行われ、その煙に乗って年神様がお帰りになるといわれており、これで正月行事も無事終了となります。
地元の神社では15日の夜、どんど焼きが行われます。冷え込む夜に高々と炎を上げるどんど焼き。今年は行ってみようかなと思います。どんど焼きの火で焼いた餅を食べると無病息災で過ごせるともいわれています。



また、小正月には「小豆粥」を食べて無病息災を願う風習もあります。小豆のように赤い色の食べものは邪気を払うと考えられていますから、小豆粥を食べて邪気払いしてはいかがでしょう。作り方をご紹介しています。

【四季と行事食】小豆粥
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また、1月16日から七十二候の「雉始雊（きじはじめてなく）」です。雄が雌への求愛のためにケーンケーンと甲高い声をあげて鳴き始める頃という意味です。雉は日本の国鳥。美しい羽根が尊ばれてきました。

【暮らしを彩る年中行事】小正月・左義長
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【四季と行事食】小豆粥
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【季節のめぐりと暦】七十二候
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