今年は2月29日があるうるう年。
地球は、太陽の回りを約365.24219日で一回りしますので、現在私たちが使っている「グレゴリオ暦」では、1年の平均日数がこの日数に近くなるようにうるう年を入れています。ところが、グレゴリオ暦法での1年の平均日数を計算すると365.2425日になり、実際の1年との間には約0.00031日程度の差があります。そのため、数千年程度で1日のずれが生ずることになります。しかし、そのときにどのように修正をおこなうのかは、今のところはっきり決まっていないそうです。
(参考:自然科学研究機構 国立天文台ホームページ)
さて、2月29日からは七十二候の「草木萌動(そうもくめばえいずる)」。草や木がいっせいに芽生える頃です。冬の間にため込んだエネルギーを発散させるように、新芽が生き生きと伸び始めます。草の芽が萌え出すことを「草萌え(くさもえ)」ともいいます。
この時期、花屋さんの店頭にも、色とりどりの花が多く並ぶようになってきました。もうすぐひな祭りなので、ひな祭り用の桃の花や、鮮やかな黄色い菜の花などが目立ちます。ピンクと黄色のコントラストが明るく、春の訪れを感じさせてくれますね。
特に菜の花は鑑賞するだけでなく、食べてもほろ苦い春の味がする季節の食材でもあります。実は、菜の花とは一つの植物の名称ではなく、アブラナ科の花の総称だそう。ですから、菜の花にもいろいろ種類があり、種類によって観賞用や食用のほか油を採るなど、様々に活用されています。
最もなじみ深いのは、菜の花の蕾部分を使った、からし和えなどのお料理ではないでしょうか。和食イメージの強い菜の花ですが洋食でもおいしくいただけます。簡単レシピをご紹介していますので、ぜひ味わってみてくださいね!
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【食の歳時記・旬の味】菜の花
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_haru/2018-052512.html
2016年02月28日