5月の第2日曜日は「母の日」ですね。お母さんに日頃からの感謝の気持ちを伝える日です。
母の日の由来には、古代ローマで行われていた春祭りや、17世紀のイギリスの労働者の風習など諸説あります。直接的には、アメリカの母の日の影響を受けており、カーネーションを贈るという風習もそのひとつです。
日本では、昭和6年に香淳皇后の誕生日である3月6日が母の日とされていましたが、昭和24年頃からアメリカにならって5月の第2日曜日になりました。
さて、なぜ、母の日にカーネーションを贈るのでしょうか。
母の日にカーネーションを贈る習慣は、20世紀初頭のアメリカで始まりました。
南北戦争の頃、平和のために献身的に活動したミセス・ジャービスの追悼式で、娘アンナが生前に母が好きだった白いカーネーションを捧げました。これをきっかけに、アンナの働きかけでアメリカ全土に母の日が普及することになります。
アンナにならい、当初は亡き母には白いカーネーションを、存命の母には赤いカーネーションを贈っていましたが、現在は赤いカーネーションが母の日のシンボルとなっています。
赤いカーネーションの花言葉は「母の愛情」。5月の誕生花でもあります。
母の日の贈り物に、近頃は多彩なフラワーアレンジメントが人気です。花は見ているだけで幸せな気分にしてくれるもの。花々でキャラクターや動物をかたどったものや、いつまでも色が変わることなく、長持ちするプリザードフラワーを贈るという人も多いようです。
さらにメッセージカードが添えられているとうれしさは倍増!「お母さん、ありがとう」と気持ちを伝えるのは少し照れくさいものですが、メッセージカードなら素直に書けるかもしれません。
食事に誘って楽しい時間を過ごしたり、温泉などに出かけて、親子水入らずでのんびり過ごしたりするのもいいものです。遠方で暮らすならなおさら、元気な姿を見せてあげるのが一番。思い出に残る時間を共有しましょう。
【暮らしを彩る年中行事】母の日と父の日
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2016年05月07日