日々の便り

2016年06月29日

「夏越の祓(なごしのはらえ)」、茅の輪くぐりで無病息災。

6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われます。「夏越の祓」は大晦日に行われる「年越の祓」とともに「大祓」のひとつ。この二つは対になる行事で、心身を清めてお盆や新しい年を迎えるためのもの。大晦日の年越し行事のような派手さはありませんが、「夏越の祓」も大切な節目の行事とされています。

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全国の神社では、「茅の輪くぐり」用の大きな茅の輪を設置して「夏越の祓」を行います。チガヤで編んだ大きな茅の輪を「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と唱えながら、八の字を書くように1回目は左回り、2回目は右回り、そして最後にもう一度左回りにくぐって穢れを祓い、無病息災を祈願します。「茅の輪を腰につけると疫病を逃れる」という言い伝えにちなみ、大きな茅の輪を全身でくぐるようになったそうです。

この他にも、「形代(かたしろ)という紙製の人形(ひとがた)に穢れを移して神社に納め、お祓いをする習わしがあります。

また、夏越の祓には「水無月」という和菓子を食べる風習があります。ういろうの上に邪気を祓うあずきがのった三角形のお菓子で、三角形は削りたての氷を表しています。氷が貴重だった時代の名残で、暑気払いの意味もあります。

「夏越の祓」で今年も一区切り。後半も元気に過ごせますように!

【暮らしを彩る年中行事】夏越の祓
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/nagoshi/

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