日々の便り

2016年09月11日

七十二候「鶺鴒鳴」。秋の虫たちの演奏会が始まる頃。

9月12日は、七十二候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」。セキレイが鳴き始める頃という意味で、セキレイとは、スズメ目セキレイ科の鳥の総称です。長い尾をしきりに上下に振るのが特徴で、尾で地面を叩いているように見えるので「石叩き」「庭叩き」とも呼ばれます。
セキレイは日本神話にも登場し、イザナギノミコトとイザナミノミコトに、尾を振る様子で男女の交わり方を教えたということから「恋教え鳥」ともいわれています。
水辺に棲みますが、民家の近くなどでも見かけます。

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また、今頃はあちらこちらで秋の虫たちが鳴き始めます。
俳句で「虫」といえば、秋に草むらで鳴く虫たちのことを指し、秋の季語になっています。虫の声が幾重にも重なって賑やかな様子を表す「虫時雨(むししぐれ)」や「虫集く(むしすだく)」、暗闇に虫の声だけが聞こえる「虫の闇」、昼間でも鳴いている「昼の虫」など、秋の風情を表す言葉もたくさんあります。

よく「虫の声」「虫の鳴き声」「虫の音」などといいますが、オスたちが求愛のために翅(はね)を摺り合わして鳴らしているのです。ちょっとした草むらや、家のまわりでも、小さな音楽家たちがそれぞれの素敵な楽器で、演奏会を始めているかもしれません。
でも、秋の虫たちはどんな鳴き声だったでしょう?最近、聞かなくなって忘れてしまった方も多いはず。代表的な秋の虫の鳴き声や鈴虫の飼い方もご紹介しているので、お役立てください。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしのまつり・遊び】虫の声・鈴虫の飼い方
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_aki/mushinokoe/

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