日々の便り

2016年11月11日

七十二候「地始凍」。ひときわ輝く「スーパームーン」とは?

11月12日から、七十二候では地始凍(ちはじめてこおる)になります。大地が凍り始める頃という意味で、霜が降りたり、霜柱が立ったり、水たまりに氷が張ったりし始めます。
今ではあまり体験できませんが、霜柱を踏んだ時のあのサクッとした感触がなんとも気持ち良かったものです。わが家のまわりは舗装された道ばかりになり、今では霜柱にもなかなかお目にかかれません。

さて、11月14日、お天気がよければぜひ夜空を見上げてください。「スーパームーン」が煌々と輝いているはずです。スーパームーンとは、楕円状に軌道を描いて地球の周りを回っている月が、最も地球に近づいた時と満月が重なる現象のこと。

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国立天文台によると、11月14日は20時21分に月が地球に最も近づく近地点(地心距離 約35万6千キロメートル)を通過し、南中時刻の少し前の22時52分に満月となります。満月の瞬間の月の視直径は約33分30秒角で、これが今年最も大きく見える満月になり、今年最少の満月(4月22日)よりも14%近くも大きく見えるそうです。
ただし、スーパームーンという言葉は占星術からきたもので、天文学では使われていません。

明るさも格段とアップしますが、大気の影響が大きいそうです。空気が澄んで冴え冴えとしてくる季節、月明かりがまぶしいほどの夜になると素敵ですね。また、上ってきたばかりの満月はそれほどまぶしくないため、表面の様子が観察しやすく、「うさぎの餅つき」もよく見えそうです。

【季節のめぐりと暦】七十二候
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【暮らしを彩る年中行事】月うさぎの話
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