3月25日から、七十二候では「桜始開(さくらはじめてひらく)」になります。
桜の花が咲き始める頃となり、いよいよお花見の季節の到来ですね!
今年は、全国で最も早く3月21日に東京で桜(ソメイヨシノ)が開花しました。気象庁の平均値では、ソメイヨシノが開花してから満開になるまではおよそ1週間だそうです。九州など南の方は1週間以上かかりますが、北に行くほど満開までの期間が短くなり、北海道や東北では4~5日で満開になるそうです。東京では、来週が見ごろとなるのでしょうか。お花見の計画をしている方も多いでしょう。
花見の歴史は古く、平安貴族たちは桜を春の花の代表格として愛で、歌を詠み、花見の宴を開いて楽しんだそうです。江戸時代からは庶民の春の行楽としても親しまれるようになりました。江戸時代は、園芸が盛んになった時代でもあり、桜の品種改良が進んだことで、身近な場所でお花見が楽しめるようになったのです。三代将軍家光が上野や隅田河畔に桜を植え、八代将軍吉宗は飛鳥山を桜の名所にし、花見の場も増えました。これらは今でも東京のお花見の名所になっています。
このように桜は古くから親しまれており、春の気候や情景を表すことばにも「桜」が使われているものがたくさんあります。例えば、満開時期の「こぼれ桜」、散りゆく様の「花筏(はないかだ)」や「花吹雪」、夜桜見物では「花冷え」の中、幻想的な「花明かり」を楽しむなんてお花見はいかがですか。
桜にまつわる美しいことばやお花見の歴史などについてご紹介しています。
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】桜にまつわることば
https://www.i-nekko.jp/chie/kotoba/2018-060617.html
【暮らしを彩る年中行事】お花見
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/ohanami/
【暮らしを彩る年中行事】桜の種類
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【四季と行事食】桜餅
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2017年03月24日