日々の便り

2017年04月03日

春爛漫の二十四節気「清明」。つばめが渡来する「玄鳥至」

4月4日は二十四節気の「清明」。「清浄明潔」の略で、万物がけがれなく清らかで生き生きしているという意味です。すべてのものが春の息吹を謳歌する頃、南東から吹いてくる穏やかな風を「清明風」とも呼びます。
この頃、静かに降る雨は「発火雨(はっかう)」や「桃花の雨(とうかのあめ)」などと呼ばれています。若葉の緑が雨に濡れていっそう清らかに見え、素敵です。

沖縄ではこの時期に「清明祭(シーミー)」が行われます。親戚がお墓に集まり、掃除をしてお供え物をしたあと墓前で食事をする習わしで、沖縄では重要な行事です。清明祭は中国の「清明節」に由来しています。中国では別名「掃墓節(そうぼせつ)」といい、日本でいうお盆にあたります。気候が良く、散策に出かけ緑を満喫できる時期なので「踏青節(とうせいせつ)」とも呼ばれています。

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また、今日から七十二候の「玄鳥至(つばめきたる)」です。
「玄鳥(げんちょう)」とは燕(つばめ)の異名で、燕が南の国から渡ってくる頃という意味です。「玄鳥」のほか「つばくろ」「つばくら」「つばくらめ」などの呼び方もあります。燕は穀類などを食べず、作物に害を及ぼす虫などを捕食する益鳥として大切にされてきました。カラスなど天敵に襲われにくいためか、人家の軒先などに巣をつくるので、子育てに励む姿もよく見られますね。昔から、燕が巣をつくる家は縁起が良いといわれています。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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