7月の和風月名は「文月(ふみづき、ふづき)」。七夕の短冊にちなみ「文披月(ふみひらきづき)」と呼ばれ、そこから転じて「文月」になったといわれます。また、旧暦の7月は稲穂が膨らむころだったので「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」から転じたという説もあります。
7月2日は、夏至から数えて11日目の雑節「半夏生(はんげしょう)」です。「半夏」とは、「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草のことで、「半夏」が生え始める頃という意味です。七十二候でも「半夏生(はんげしょうず)」にあたり、雑節の中で唯一、七十二候から来た名称です。「半夏生」は農作業の大切な目安でした。田植えは半夏生に入る前に終わらせ、それを過ぎると秋の収穫が減るといわれてきました。
7月は各地で「山開き」や「海開き」が行われ、梅雨が明ければ夏本番を迎えます。
「山開き」は山岳信仰に基づく行事として行われてきました。富士山の山開きが7月1日だったことから、全国の名だたる山々もこの時期に山開きとして祭りなどを開催します。
「海開き」は、地方によって異なりますが、やはり今ごろ行われるところが多いようです。「海の家」などもオープンし、海水浴シーズンの幕開けです。
【季節のめぐりと暦】和風月名
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【季節のめぐりと暦】雑節/半夏生
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【季節のめぐりと暦】七十二候
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【季節の行事】山開き
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【暮らしの中の歳時記】海水浴
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2017年06月30日