7月23日は二十四節気の「大暑」。最も暑さが厳しいころという意味です。
そして七十二候では、「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」に入ります。桐の花が実を結び始める頃。桐は成長が早いので、昔は女の子が生まれると庭に桐を植え、結婚するときにそれで箪笥を作ったりしたそうです。また、古来より鳳凰の止まる神聖な木とされ、家紋や紋章のデザインにも多く取り入れられています。
いよいよ夏本番ですが、日本列島は梅雨明け前から猛暑に見舞われていますね。天気予報で「夏日」や「真夏日」ということばをよく耳にしますが、これは暑さを示す指標。「夏日」は1日の最高気温が25℃以上、「真夏日」は30℃以上、「猛暑日」は35℃以上をさしています。熱中症などにならないようにこまめな水分補給を忘れずに。汗をたくさんかいたときは、水だけでなくほどよく塩分も摂取しましょう。塩飴などをなめるのも手軽です。
さて、暑さで体調を崩しやすいこの頃、「暑さ厳しい折、おからだを大切に」と相手を気遣って出すのが暑中見舞いです。本来は「小暑」と「大暑」を合わせた約30日間を「暑中」といいますが、梅雨明け後にあたる夏の土用の約18日間とする場合もあります。立秋を過ぎると「残暑見舞い」になりますので、「暑中見舞い」を送るなら今のうちです。電話やメールも便利ですが、爽やかな季節の便りが届いたらやはりうれしいもの。大切な方に爽やかな「暑中見舞い」でひと時の涼を届けてみませんか?
暑中見舞いのポイントをご紹介しています。
【暮らしの作法】暑中見舞い
https://www.i-nekko.jp/saho/tayori/mimai/
【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
2017年07月22日