日々の便り

2017年11月05日

正月迎えの最初の祭り「酉の市」に残る江戸っ子の粋

11月6日は「一の酉」。鷲神社など、日本武尊(やまとたける)をまつる神社で酉の市が開かれます。酉の市は11月の酉の日に開かれる露天市で、熊手や招き猫などの縁起物を買い、一年の無事と来る年の福を願います。酉の日は12日ごとに回ってくるので、今年は6日が一の酉、18日が二の酉、30日が三の酉です。三の酉まである年は火事が多いといわれています。火の用心を心掛けたいものですね。

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酉の市の始まりは江戸時代。もともとは現在の足立区大鷲(おおとり)神社の近くに住む農民が鎮守である「鷲(おおとり)大明神」に感謝した収穫祭で、その後、開運招福や商売繁盛を願う祭りに発展していきました。
名物の熊手には、金銀財宝の他、隠れキャラのように縁起物がたくさん詰め込まれています。

好みの熊手を見つけたら、買うときは値切れば値切るほど縁起が良いので、思い切って値切ってみましょう。売り手も応じてくれて、商談成立!でも、値切った値段のまま安く買うのは野暮。最初に聞いた値段で払い、値切ったぶんのお釣りはもらわずご祝儀にする、これが粋だとされています。買った(勝った)まけた(負けた)と気風の良いやり取りができる粋な大人はかっこ良いですね。

【暮らしのまつり・遊び】酉の市
http://i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_fuyu/torinoichi/

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