日々の便り

2017年11月16日

七十二候「金盞香」。寒さに負けず健気に咲く「水仙」

11月17日から、七十二候では「金盞香(きんせんかさく)」になります。「きんせんか」といっても、春に咲くキク科のキンセンカのことではなく、水仙をさします。「金盞」とは金の盃のことで、水仙の黄色い冠がまるで金の盃のようなので、こう呼ばれます。水仙が芳しい香りを放つ頃です。

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日本では、水仙は春を告げる草花として古くから親しまれています。単に「スイセン」というと「ニホンスイセン」を指すことが多く、12月から2月頃の寒い季節に雪の中でも健気に咲くので「雪中花(せっちゅうか)」とも呼ばれます。1月の花にもなっており、春の訪れを告げる花として、正月の飾りに使われることも多いです。

観賞用に全国で栽培されるほか、 日本各地に群生地があり、千葉県鋸南町、福井県の越前海岸付近、兵庫県淡路島が日本水仙三大群生地といわれています。
親しみやすい水仙ですが、実は毒のある植物です。葉がニラやノビルに、球根が玉ねぎに似ているので間違って食べてしまう例がよくあるそうですから、気をつけてくださいね。

【暮らしの中の歳時記】水仙
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_fuyu/2018-111510.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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