日々の便り

2018年03月25日

七十二候「桜始開」。桜にまつわる美しいことばを知っていますか?

3月26日から、七十二候では「桜始開(さくらはじめてひらく)」になります。
桜の花が咲き始める頃となり、いよいよお花見の季節の到来ですね!
今年は開花が早く、気象庁によると、高知では3月15日に平年より1週間早く桜(ソメイヨシノ)が開花しました。東京でも17日に開花が確認され、平年より9日も早い開花となりました。開花後に菜種梅雨となり気温も下がったので、東京はこれからがお花見のベストシーズンとなりそうです。東北、北海道へと桜前線が北上していきますが、北へ行くほど開花から満開までの期間が短くなるそうです。北国の春は一気に花開くのですね。

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花見の歴史は古く、平安貴族たちは桜を春の花の代表格として愛で、歌を詠み、花見の宴を開いて楽しんだそうです。江戸時代からは庶民の春の行楽としても親しまれるようになりました。江戸時代は、園芸が盛んになった時代でもあり、桜の品種改良が進んだことで、身近な場所でお花見が楽しめるようになったことも一因です。三代将軍家光が上野や隅田河畔に桜を植え、八代将軍吉宗は飛鳥山を桜の名所にし、花見の場も増えました。これらは今でも東京のお花見の名所になっています。

このように桜は古くから親しまれており、春の気候や情景を表すことばにも「桜」に関するものがたくさんあります。例えば、満開時期の「こぼれ桜」、散りゆく様の「花吹雪」や「花筏(はないかだ)」、夜桜見物では「花冷え」の中、幻想的な「花明かり」を楽しむなんてお花見はいかがですか。
桜にまつわる美しいことばやお花見の歴史などについてご紹介しています。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】桜にまつわることば
https://www.i-nekko.jp/chie/kotoba/2018-060617.html
【暮らしを彩る年中行事】お花見
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/ohanami/
【暮らしを彩る年中行事】桜の種類
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/ohanami/sakura/
【四季と行事食】桜餅
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_haru/sakuramochi/

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