6月の和風月名は「水無月(みなづき)」です。由来は、「無」は「の」の意味があり「水無月」=「水の月」といわれていますが、旧暦の6月は梅雨明け後で夏の盛りなので水が涸れて無くなるからという説もあります。この他、田んぼに水を張るので「水張月(みずはりづき)」、「水月(みなづき)」などの名前もあります。
水とは関係ない呼び方では「風待月(かぜまちづき)」「涼暮月(すずくれつき)」「蝉羽月(せみのはづき)」などの別名もあります。
また、6月1日は「衣替え」。季節感を大事にする日本ならではの風習ですが、近年は5月ともなれば真夏のような暑さの日もあります。環境省の呼びかけでクールビズが推奨され、2018年度は5月1日から9月30日までがその実施期間になっています。
和装の場合、本来、着物が袷から単衣に変わる時期は6月でしたが、最近は着物も早めに単衣にする方が増えているようです。結婚式などの格式のあるところでは失礼にあたるので控えたいですが、普段のお出かけなら、臨機応変に楽しみたいものです。
【季節のめぐりと暦】和風月名
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/
【暮らしの作法】衣替え
https://www.i-nekko.jp/chie/kirumono/koromo/
【暮らしの中の歳時記】着物と季節
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2016-092010.html
2018年05月31日