6月21日は二十四節気の「夏至」。「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中で、一年でもっとも昼が長く夜が短い日です。太陽の通り道が地軸に対して90度で、北半球では正午の太陽がほぼ真上に近いところを通ります。
三重県二見浦では、5月頃から7月頃に、大小仲良く並んだ夫婦岩の間から朝日が昇ります。日本には夫婦岩がたくさんありますが、岩の間から朝日が昇るのは大変めずらしく、特に夏至の頃は、約200㎞先の富士山の背後より昇る日の出となることから、特別な光景です。
昔は夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)」までの間が田植えをする目安とされていました。
また、七十二候では「乃東枯(なつかれくさかるる)」の時期。「乃東」というのは「夏枯草(なつかれくさ、かごそう)」、「うつぼ草」の異名で、冬至の頃に芽を出して、夏至の頃に紫色の花穂が黒ずみ、枯れたように見えます。この花穂は、昔から洋の東西を問わず生薬として利用されていたそうです。
【二十四節気】夏至
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【季節のめぐりと暦】七十二候
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2018年06月20日