7月18日から七十二候の「鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)」。鷹の子が飛ぶ技を覚え、巣立ちを迎える頃です。
日本で鷹といえば大鷹を指すことが多いようです。南西諸島などを除く日本各地に生息し、山地の森林や里山の森などで繁殖します。4~5月頃に産卵、5~6月頃に孵化し、孵化した雛は1ヶ月ほどで親鳥と同じぐらいの大きさとなり、6~7月には巣立ちの準備を始めます。飛び方を覚え、狩りを学んで1ヶ月もすると、親のもとから巣立っていきます。
日本に生息する猛禽類の中で食物連鎖の頂点に立つのが大鷹。からだの大きさはカラスと同じくらいですが、鳩やムクドリなどの鳥を空中で捕えて食べます。その狩猟能力の高さから、古くから鷹狩りに利用されてきました。
さて、暑さ厳しい毎日ですが、風に揺れて「ちりん、ちりん」と涼やかな音色を奏でる「風鈴」の音色を聞くと、ふと涼を感じます。風鈴市も各地で開催されています。
川崎大師の風鈴市は全国でも最大規模で、境内にはオリジナル「厄除だるま風鈴」をはじめ、全国各地の風鈴が約900種類、30,000個も勢揃いし、珍しい風鈴もいろいろ。7月18日から22日まで開催されています。
また、川越氷川神社の「縁むすび風鈴」は7月7日から9月9日までのロングラン祭事。色とりどりの江戸風鈴が風に揺れる「縁むすび風鈴回廊」では、願い事を書いた短冊を風鈴に吊るすことができます。他にも様々な催しや演出があり、夜まで楽しめる祭りになっています。夏の夜をロマンチックに過ごしたいカップルにはおすすめです。
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【季節の行事】涼を楽しむ―風鈴と風鈴市
https://www.i-nekko.jp/gyoji/2018-060415.html
2018年07月17日