2月の和風月名は「如月(きさらぎ)」。中国での2月の異称「如月」を、日本で「きさらぎ」と読むようになったといいます。「きさらぎ」の由来は、寒さで衣を更に重ねて着ることから、「衣更着(きさらぎ)」というようになったという説が有力ですが、その他にも気候が陽気になるので「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」、草木が生えはじめるから「生更木(きさらぎ)」など様々な説があります。どの説をみても、寒さの中にも春の訪れを感じる繊細さが感じられますね。もうすぐ、立春。2月は春の芽吹きを感じ始める月です。
とはいっても、寒さは今が本番。北海道や東北、日本海側の地域では、まだまだ雪深く、吹雪く日もあります。カラカラに乾燥している関東にいると想像もつかないような大雪になっているところも多いですが、北国にはそんな寒さや大雪も冬の楽しみに変えてしまう、さまざまな祭りがあります。
「さっぽろ雪まつり」は、つどーむ会場が1月31日から、大雪像が見事な大通公園会場は2月4日から開催です。また、「旭川冬まつり」(2月6日~11日)、「もんべつ流氷祭り」(2月8日~11日)、「あばしりオホーツク流氷まつり」(2月9日~11日)と北海道の名物祭りが目白押しです。雪像や氷像の展示やコンテストを始め、雪や氷を使ったアクティビティや地元の味を楽しめるマルシェなど、熱気あふれるイベントとなっています。
変わったところでは「北見厳寒の焼き肉祭り」(2月1日)があります。現地の予報では最高気温が-7℃、最低気温が-15℃という厳寒の夜空の下、2000人が七輪を囲んで焼き肉を楽しみ盛り上がります。運営もほとんどがボランティアだそうで、寒さをものともせずに冬を楽しむ心意気を感じますね。
【季節のめぐりと暦】和風月名
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2019年01月31日