日々の便り

2019年03月25日

七十二候「桜始開」。季節のお菓子「桜餅」の葉はどうする?

3月26日から、七十二候では「桜始開(さくらはじめてひらく)」になります。
桜の花が咲き始める頃となり、いよいよお花見の季節の到来ですね!

今年は3月20日に長崎でソメイヨシノの開花が発表され、桜前線がスタートしました。東京では、当初予想されていた通り21日に開花発表となりました。関東以西は今まさにお花見のベストシーズン。お花見に出かけると、日本人だけでなく多くの外国人観光客も見かけるようになりました。日本の桜は外国の方も虜にしているのですね。この後、東北、北海道へと桜前線が北上していきます。桜前線を追いかけて訪れたい桜の名所、銘木がたくさんありますが、北へ行くほど開花から満開までの期間が短くなるそうです。北国の春は一気に花開くのですね。

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花見の歴史は古く、平安貴族たちは桜を春の花の代表格として愛で、歌を詠み、花見の宴を開いて楽しんだそうです。江戸時代には庶民の春の行楽としても親しまれるようになりました。江戸時代は、園芸が盛んになった時代でもあり、桜の品種改良が進んだことで、身近な場所でお花見が楽しめるようになったことも一因です。三代将軍家光が上野や隅田河畔に桜を植え、八代将軍吉宗は飛鳥山を桜の名所にし、花見の場も増えました。これらは今でも東京のお花見の名所になっています。

さて、桜の季節になると食べたくなるのが桜餅。春を感じさせる、とても風流な和菓子です。 桜餅には関東風と関西風があり、人によって思い浮かべる桜餅が違います。また、お餅を包んでいる桜の葉の塩漬けをどうするか、というところも意見が分かれるところです。桜餅の成り立ちや食べ方についてご紹介しています。
【四季と行事食】桜餅
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_haru/sakuramochi/

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】桜にまつわることば
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-060617.html
【暮らしを彩る年中行事】お花見
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/ohanami/
【暮らしを彩る年中行事】桜の種類
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