6月の和風月名は「水無月(みなづき)」です。由来は、「無」は「の」の意味があり「水無月」=「水の月」といわれていますが、旧暦の6月は梅雨明け後で夏の盛りなので水が涸れて無くなるからという説もあります。この他、田んぼに水を張るので「水張月(みずはりづき)」、「水月(みなづき)」などの名前もあります。
水とは関係ない呼び方では「風待月(かぜまちづき)」「涼暮月(すずくれつき)」「蝉羽月(せみのはづき)」などの別名もあります。
また、6月1日は「衣替え」。季節感を大事にする日本ならではの風習ですが、近年は5月ともなれば真夏のような暑さの日もあります。環境省の呼びかけでクールビズが推奨され、2019年度は5月1日から9月30日までがその実施期間になっています。
とはいえ、季節の変わり目は天気も不安定ですし、冷房の影響もあります。全てを入れ替えず、調節できる衣類を残しながら上手く衣替えしたいですね。
衣替えは、単純に冬服と夏服を入れ替える作業ではありません。衣類をチェックしたり、お手入れをしたりするための、良いタイミングでもあります。暦が教えてくれる暮らしの知恵を、上手にいかしていきましょう。
衣類だけでなく、カーテンやすだれ、ソファカバーや座布団カバーなど、家のあれこれも衣替えすると、気分も変わって快適にくつろげる空間になります。
【季節のめぐりと暦】和風月名
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【暮らしの作法】衣替え
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2019年05月31日