日々の便り

2019年07月19日

雑節、夏の「土用」。土用の丑の日には「う」のつくものでスタミナ回復!

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬前の18日間(または19日間)のことを指します。季節の変わり目にあたることから様々な風習がありましたが、特に夏の土用は暑さも厳しいために重要視され、土用といえば夏の土用を指すことが多くなりました。土用の丑の日には鰻やうどん、梅干しなどの「う」のつく食べ物を食べるとか、薬草を入れた「丑湯」に入るなど、夏バテ防止のための風習が残っています。今年は7月27日が土用の丑の日です。

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さて、夏バテ防止には料理の味を引き立てる「薬味」も一役買っています。シャキシャキとした歯ざわりが特徴のみょうが、香りの良い大葉(しそ)、ツンとした辛さのわさびなどは食あたりを防ぐ薬草でもあり、加熱しないほうが効果的です。
冷房や冷たい飲みもので冷えたからだを中から温めるしょうがや、疲労回復に役立つにんにくなども夏バテ防止におすすめです。
また、近年ブームにもなっていますが、「甘酒」は日本書記にも記述があるほど古くから飲まれていた飲みもの。江戸時代には手軽な栄養ドリンクとして夏の風物詩でした。
この他にも蒸し暑い日本の夏を乗り切る栄養豊かな食べものがいろいろあります。意識して食べて、元気に過ごしましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

【旬の味覚と行事食】夏を乗り切る薬味の知恵
https://www.i-nekko.jp/shoku/2018-052604.html
【旬の味覚と行事食】昔の人のスタミナ源
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_natsu/sutamina/
【旬の味覚と行事食】夏野菜
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_natsu/natsu-yasai/

【季節のめぐりと暦】雑節
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/
【季節のめぐりと暦】土用
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/doyou/

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