10月22日から31日まで、「即位の礼」として様々な儀式が行われます。中でも22日に行われる「即位礼正殿の儀」は、皇位継承に伴う一連の儀式の中で中心となる儀式です。この日は、今年に限り国民の祝日扱いとなり休日で、官公庁や銀行もお休みになりますから気をつけましょう。
この貴重な儀式が私たちにも身近に感じられるような仕掛けがいくつかあるので、代表的な三つをご紹介します。
まず一つ目は、「即位礼正殿の儀」の模様が初めて公開されること。政府インターネットテレビでライブ中継されるそうです。
二つ目は、二つ目は、即位に伴う祝賀パレード「祝賀御列の儀」です。当初は「即位礼正殿の儀」に続いて行われることになっていましたが、日程が延期され、11月10日に実施されることになりました。パレードは、皇居宮殿から赤坂御所まで、オープンカーで約30分かけて行われるそうです。
三つ目は、「即位礼正殿の儀」で使われた天皇陛下の立たれた高御座(たかみくら)と皇后の立たれた御帳台(みちょうだい)の一般公開です。歴史的調度品でもある高御座と御帳台は、普段は京都御所紫宸殿に常設されていますが、この度の儀式のために皇居へ運ばれ、一連の儀式が終わった12月以降、東京国立博物館と京都御所で一般公開されます。
即位の礼の期間は、海外の要人も多数来日されるので、大規模な交通規制も行われます。東京都内にお出かけの方はご注意くださいね。
2019年10月20日