11月2日から七十二候では「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」になります。晩秋を彩る山々が美しく紅葉する季節です。
平安時代、貴族の間では紅葉見物が流行り、それが「紅葉狩り」の始まりといわれています。
「狩る」といっても「紅葉狩り」とは紅葉を観賞すること。狩猟をしない貴族の間では、草木を眺め自然を愛でることを狩りに例えたといわれています。
秋も深まり各地で紅葉の便りが聞かれるようになりました。気象庁では、全国の気象官署で統一した基準によって、かえで、いちょうが紅(黄)葉した日などを発表しています。標本木を観察することで、季節の遅れ進みや気候の違いなどを把握することができ、また、生活情報のひとつとしても利用されています。
また、11月3日は「文化の日」。日本国憲法が公布された日を記念し、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日として昭和23年に制定されました。芸術祭や音楽会、伝統芸能の会などさまざまなイベントが催されます。そしてこの日は、晴れる確率がとても高い「晴れの特異日」だといわれています。今年は晴れるかどうかわかりませんが、発表会や個展、イベントなど、積極的にお出かけしてみたいですね。
【季節のめぐりと暦】七十二候
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【暮らしのまつり・遊び】紅葉狩り
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【暮らしの中の歳時記】紅葉前線
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-103110.html
2019年11月02日