3月25日から、七十二候では「桜始開(さくらはじめてひらく)」になります。
桜の花が咲き始める頃という意味で、桜の季節の到来です!
今年は桜の開花が早く、気象庁によると、東京で3月14日に開花宣言があり、平年より12日も早い開花となって、本州の桜前線がスタートしました。続々と桜便りが届き、すでに満開を迎えたところもあります。桜前線は北陸、東北へと北上し、北海道では5月に満開を迎えます。北へ行くほど開花から満開までの期間が短くなるそう。北国の春は一気に花開くのですね。
お花見の歴史は古く、平安貴族たちは桜を春の花の代表格として愛で、歌を詠み、花見の宴を開いて楽しんだそう。やがて江戸時代には庶民の春の行楽としても親しまれるようになりました。江戸時代に桜の品種改良が進んだことで、身近な場所でお花見が楽しめるようになったことも一因です。三代将軍家光が上野や隅田河畔に桜を植え、八代将軍吉宗は飛鳥山を桜の名所にし、花見の場も増えました。これらは今でも東京のお花見の名所になっています。
このように古くから親しまれてきた桜は、ことばにも反映されています。例えば、満開時期の「こぼれ桜」、散りゆく様の「花吹雪」や「花筏(はないかだ)」、幻想的な夜の「花明かり」など、「桜」に関することばがたくさんあります。こうした美しいことばをさりげなく使えたら素敵ですね。
【暮らしの知恵】桜にまつわることば
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-060617.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
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【暮らしを彩る年中行事】お花見
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【暮らしを彩る年中行事】桜の種類
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【旬の味覚と行事食】桜餅
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2020年03月24日