日々の便り

2020年06月25日

七十二候「菖蒲華」。みずみずしい夏の味覚「冬瓜」

今日から七十二候の「菖蒲華(あやめはなさく)」です。あやめの花が美しく咲き始める頃。この菖蒲(あやめ)とは、端午の節供に用いる菖蒲(しょうぶ)ではなく、花菖蒲(はなしょうぶ)のことです。

花菖蒲が、園芸植物として盛んに改良され、多くの品種が生まれたのは江戸時代。大輪から小輪、多彩な色や形の花菖蒲は人々に大人気で、江戸の堀切周辺(現在の東京都葛飾区堀切周辺)には、さまざまな品種を集めた菖蒲園がたくさんできました。
花菖蒲とよく似た花に、あやめやかきつばたがあります。「何れ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」ということわざもあります。これはどれも美しくて優劣つけがたいという意味ですが、皆さまは花菖蒲とあやめを見分けられますか?

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見分け方のポイントは、 花菖蒲は水辺などの湿ったところに群生しており、花の色が多様です。青紫や赤紫、白や絞りなど、大きな花をつけ、花の真ん中に黄色い斑があります。あやめは、山野に生え、水がなくても生育します。紫色の花を咲かせ、真ん中に黄色い斑がありそれが網目模様になっています。

さて、今頃からが旬のおいしい食べ物のひとつに「冬瓜」があります。名前を見ると冬の野菜と思えますが、夏が旬の食材です。
夏に収穫した実が冬まで貯蔵できることから、「冬瓜」と呼ばれるようになったといわれます。実は水分たっぷりで、煮物やスープなどにして温めても冷たくてもさっぱりといただける夏の味覚です。冷たくしておいしい冬瓜のお料理も紹介します。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【旬の味覚と行事食】冬瓜
https://www.i-nekko.jp/mikaku/2020-062309.html
【暮らしのまつり・遊び】雨が似合う花
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/ame/

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