「十日夜」とは東日本を中心に、旧暦10月10日に行われる収穫祭です。2020年は11月24日(火)が旧暦10月10日にあたります。稲刈りが終わって田の神様が山に帰る日とされていますが、祭りの内容は地方によっても違いがあります。
稲の収穫を祝ってお餅をついて食べたり、稲の茎をたばねた「わらづと 」や「わら鉄砲」で地面を叩きながら唱えごとをして地面の神を励まし、作物にいたずらをするモグラを追い払ったりします。
また、十日夜はお月見がメインの行事ではありませんが、十五夜、十三夜と並んで三月見のひとつでもあります。「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお供えものをして、かかしにお月見をさせてあげる地方もあります。
西日本では同様の収穫の祭りとして「亥の子祭り」が伝えられています。
また、11月24日は「11(いい)月24(日本食)日」という意味で「和食の日」です。海・山・里の豊かな食の幸を素材の持ち味を生かしていただく和食。その大きな特徴のひとつは「だし」によるうまみにあります。おいしい新米を、だしの効いたお味噌汁や煮物をおかずにいただく‥‥‥。「日本に生まれてよかったなぁ」と感じてしまいます。
おいしいごはんの炊き方、だしのとり方などをご紹介します。
【季節の行事】十五夜・十三夜・十日夜
https://www.i-nekko.jp/gyoji/2017-091310.html
【季節の行事】亥の子
https://www.i-nekko.jp/gyoji/2018-102610.html
【旬の味覚と行事食】だしの話
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_aki/2018-112210.html
【旬の味覚と行事食】新米
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_aki/shinmai/
【旬の味覚と行事食】土鍋ごはん
https://www.i-nekko.jp/shoku/2018-052715.html
2020年11月23日