日々の便り

2021年03月14日

七十二候「菜虫化蝶」。古くから伝わる蝶の縁起とは?

3月15日から七十二候では「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」。青虫がモンシロチョウになる頃という意味です。「菜虫」とは大根やカブ、アブラナなどの葉を食べる青虫のことで、畑を荒らす害虫とされますが、さなぎとなって冬を越し、春になると優雅な蝶へと生まれ変わります。今度は花から花へと飛び回り、花粉を運んでくれるようになるのですから、何とも不思議な気がします。

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「蝶」は、世界中に広く分布し、その種類は知られているものだけで約17,600種といわれています。日本では約260種が知られており、日本で最初に発見された「オオムラサキ」は日本の国蝶とされています。
春になると身近に見られる蝶ですが、仏具や家紋に意匠が用いられている場合もありますね。蝶には洋の東西を問わずさまざまな縁起があるのです。
【暮らしの中の歳時記】蝶の縁起
https://i-nekko.jp/kurashi/2019-031410.html

また、3月16日は「十六団子」の日。田の神様が山から里へ下りてきて、これから始まる農作業を見守り、秋の収穫が済むと山に帰っていくという信仰があり、田の神様が来る3月と帰っていく10月または11月の16日には、16個の団子を作ってお供えをしました。今でも東北地方の一部ではこの風習が続いています。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】蝶の縁起
https://i-nekko.jp/kurashi/2019-031410.html

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