3月25日から、七十二候では「桜始開(さくらはじめてひらく)」になります。
桜の花が咲き始める頃という意味で、桜の季節の到来です。
ソメイヨシノの開花では、今年は広島が3月11日とトップを切り、福岡が12日、東京・長崎・松江が14日、高松・松山・高知が15日、その後も各地で記録的な早さでの開花が伝えられています。続々と桜便りが届き、すでに散り始めているところ、今まさに満開を迎えているところもあるでしょう。さらに桜前線は北陸、東北へと北上し、北海道では5月に満開を迎えます。北へ行くほど開花から満開までの期間が短くなるそう。北国の春は一気に花開くのですね。
お花見の歴史は古く、平安貴族たちは桜を春の花の代表格として愛で、歌を詠み、花見の宴を開いて楽しんだそう。やがて江戸時代には庶民の春の行楽としても親しまれるようになりました。
このように古くから親しまれてきた桜は、ことばにも反映されています。例えば、満開時期の「こぼれ桜」、散りゆく様の「花吹雪(はなふぶき)」や「花筏(はないかだ)」、幻想的な夜の「花明かり」など、「桜」に関することばがたくさんあります。こうした美しいことばをさりげなく使えたら素敵ですね。
【暮らしの中の歳時記】桜にまつわることば
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-060617.html
桜の花に誘われてお花見を楽しみたいところですが、新型コロナウイルス感染予防のために、今年もお花見は自粛することが必要です。残念ですが、皆さまの健康には変えられません。
私も近所の桜を眺めることで、今年の桜を楽しんでいます。
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしを彩る年中行事】お花見
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【暮らしを彩る年中行事】桜の種類
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【旬の味覚と行事食】桜餅
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2021年03月24日