日々の便り

2021年05月14日

七十二候「竹笋生」。春の味覚でおうち居酒屋

5月15日からは七十二候の「竹笋生(たけのこしょうず)」。たけのこが出てくる頃という意味です。古来、たけのこは成長が早いうえ真っすぐに育つとあって縁起の良いもの。生命力を凝縮したような身はみずみずしくて野趣深く、シャキシャキとした食感も楽しめます。

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竹冠に旬と書いて「筍(たけのこ)」。旬は一旬、上旬、中旬、下旬などというように、10日ほどの期間を表す言葉です。たけのこは成長が早く、10日ぐらいで竹になってしまうのでこの字が当てられたそうです。新鮮な皮付きのたけのこが手に入れば、甘みがあって香りの良いたけのこ料理を家でも楽しめます。たけのこはアク抜きが肝心。アク抜きの仕方をいくつかご紹介します。「たけのこご飯」や「若竹煮」など、今が旬のおいしさを楽しみたいものです。

【食の歳時記・旬の味】たけのこ料理


また、4月から夏にかけて富山湾では特産の白えび漁が最盛期を迎えます。桜えびと比べるとあまりなじみがないかもしれませんが、おいしさは抜群です。魚屋さんなどで手に入ったら、ぜひ味わってほしいもの。
野菜類では、初夏に旬を迎えるそら豆。塩ゆでにすると、ほっこりとした食感で豆のうまみが強く感じられます。アスパラガスも通年ありますが、今が旬。さっとゆでて何にでも使える食材です。
「暮らし歳時記」では、食材の選び方やおいしく調理するポイントなどをご紹介しています。旬の味覚を並べて、家で居酒屋気分を味わってみてはいかがでしょうか。


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