日々の便り

2021年08月31日

災害への警戒を促す「防災の日」。秋の収穫間近「禾乃登」

9月の和風月名は「長月(ながつき)」。旧暦の9月は、新暦の10月から11月の上旬にあたり、夜がだんだんと長くなる「夜長月(よながづき)」が略されて「長月」となったといわれています。また、秋雨が多く降る時季なので「長雨月(ながめつき)」、稲穂が伸びて実るので「穂長月(ほながづき)」が略されたとする説や、「稲熟月(いねあがりづき)」がなまったという説もあります。

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そして9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなみ、1960年(昭和35年)に「防災の日」が制定されました。非常持ち出し袋の点検や、家族との連絡方法や待ち合わせ場所、避難所、避難経路など、万が一に備えてぜひ確認しておきましょう。

また、9月2日から七十二候では「禾乃登(こくものすなわちみのる)」に入ります。「禾(のぎ/のげ)」は、稲穂が実ったところを表す象形文字です。稲などの穂先に生えている毛のことで、そこから穀物の総称となりました。いよいよ稲が実り、穂を垂らす頃です。無事収穫できることを願っています。


【季節のめぐりと暦】和風月名
【季節のめぐりと暦】七十二候


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