日々の便り

2021年11月07日

二十四節気「立冬」。七十二候「山茶始開」は冬の花さざんか

11月7日は「立冬」。二十四節気のひとつで、暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。10月上旬は、まだ残暑?というくらい暑い日がありましたが、後半は急に冷え込む日が増えました。11月に入ってからはちょっと秋らしい日が戻ったように感じます。

また、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」になります。「つばき」と読んでいますが、ツバキ科ツバキ属の山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃という意味です。昔から椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花で、童謡「たき火」にも出てくる花です。歌の中でも北風が「ぴーぷー」吹いていて寒そうです。たき火に手をかざしてホッとする子供たちの顔が浮かんでくるようですね。

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冬の訪れを知らせる「木枯らし1号」は、西高東低の冬型の気圧配置になって初めて吹く、最大風速8メートル以上の北風です。東京地方と近畿地方で発表されていますが、期間が少し違い、東京地方は10月半ばから11月末までの間に吹く風、近畿地方は霜降(10月24日頃)~冬至(12月22日頃)までの間に吹く風としています。

2021年、近畿地方では去年と同じ10月23日に木枯らし一号が吹きました。10月23日という記録は、記録が残る昭和30年以降で最も早いということです。東京地方では木枯らし1号はまだ発表されていません。

空気が乾燥する季節です。お肌の乾燥対策もしておかないといけませんね。私はマスクをしていても唇が乾燥し、リップクリームが手放せなくなります。



【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候



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