日々の便り

2022年08月07日

二十四節気「立秋」、七十二候「涼風至」でも残暑厳しく

87日は「立秋」。二十四節気のひとつで、この日から立冬の前日までが暦の上では秋となります。立秋以降の暑さを「残暑」といい、「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に変わります。
そして七十二候では7日から「涼風至(すずかぜいたる)」に入ります。涼しい風が吹き始める頃という意味ですが、とにかく猛暑が続いているので全くピンときませんね。

本来であれば朝晩吹く風に少しずつ涼しさが混じるのを感じ、空を見上げれば、うろこ雲や鰯雲が移ろう季節を知らせてくれる頃。「暦の上ではもう秋か」と感慨にふけりたいところです。でも今は、夏バテ予防や熱中症予防もしっかりとして、体調管理に気をつけながら秋の兆しを待つばかりです。

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さて、そんな毎日でも日中の暑さが少し和らいできた夕暮れに、家の外で涼をとる「夕涼み」は日本の夏の風物詩でもあります。昔はよく縁側や縁台に座って涼んだことから「縁涼み」ともいわれます。縁側や縁台がなくても、風通しの良い場所にアウトドア用の椅子などを置いて、夕涼み気分を味わってみてはいかがでしょう。

また、川風を求めて橋の上で涼む「橋涼み」という言葉もあります。昔の人もあの手この手で涼んでいたのです。他にはどんな涼み方があるでしょうか。「夕涼み」についてはこちらもご覧くださいね。

【暮らしの知恵】暮らしのヒント/夕涼み

【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候
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