日々の便り

2022年09月13日

七十二候「鶺鴒鳴」。秋の風情あふれる「すすき」

9月13日は、七十二候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」。セキレイが鳴き始める頃という意味で、セキレイとは、スズメ目セキレイ科の鳥の総称です。長い尾をしきりに上下に振るのが特徴で、尾で地面を叩いているように見えるので「石叩き」「庭叩き」とも呼ばれます。
セキレイは日本神話にも登場し、イザナギノミコトとイザナミノミコトに、尾を振る様子で男女の交わり方を教えたということから「恋教え鳥」ともいわれています。

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さて、「すすき」は、高原や草原、河川敷や空き地など、日本全国で見られる馴染み深い植物です。すすきが秋風に揺れるさまは、美しくも少し寂し気で秋の風情たっぷりですね。十五夜の月見のお供えとしても使われ、秋の七草のひとつとして、古くから日本人に親しまれてきました。和歌にもたくさん詠まれています。
広大なすすき野原で風に波打つすすきの穂や、すすきの穂が秋の日差しを浴びてきらめく様子などは、秋の行楽で見たい絶景の一つかもしれませんね。
名前にまつわる由来や、江戸名物だったすすきの玩具など、すすきにまつわる豆知識をいろいろとご紹介しています。どうぞご覧ください。
【暮らしのまつり・遊び】秋/すすき


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