日々の便り

2022年11月03日

芸術にふれたい「文化の日」。収穫の祭り「十日夜」「亥の子祭り」

11月3日は「文化の日」。日本国憲法が公布された日を記念し、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日として昭和23年に制定されました。今年も多くの美術館や博物館などが入場無料になります。予約が必要だったり、入場制限があったりしますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

そして、今夜は「十日夜(とおかんや)」。十日夜とは東日本を中心に、旧暦10月10日に行われる収穫祭で、2022年は11月3日(木)が旧暦10月10日にあたります。稲刈りが終わって田の神様が山に帰る日とされており、祭りの内容は地方によっても違いがあります。お月見がメインの行事ではありませんが、十五夜、十三夜と並んで三月見のひとつでもあります。「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお供えものをして、かかしにお月見をさせてあげる地方もあります。
東日本の十日夜に対し、西日本では同様の収穫のまつりとして「亥の子祭り」が伝えられています。十二支の亥の月にあたる旧暦10月の亥の日、亥の刻(午後9時~11時)に田の神様をお祀りする収穫祭で、今年は11月6日が「亥の子の日」にあたります。「亥の子づき」をしたり、亥の子餅を食べたり、こたつ開きをする習わしもあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
【季節の行事】十五夜・十三夜・十日夜
【季節の行事】亥の子

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さて、早いもので2022年もあと2か月。鷲(おおとり)神社など、日本武尊(やまとたける)を祀る神社で酉の市が開かれる時期となりました。酉の市は11月の酉の日に開かれる露天市で、熊手や招き猫などの縁起物を買い、一年の無事と来る年の福を願います。酉の日は12日ごとにめぐってくるので、2022年は11月4日が一の酉、11月16日が二の酉、11月28日が三の酉です。三の酉まである年は火事が多いという言い伝えがあります。火の用心に越したことはないですね。
酉の市といえば熊手。毎年買い替える風習もあり、毎年参拝される方も多いのですが、今年も新型コロナ感染予防のため、事前予約が必要なところや入場制限があるところなど、それぞれに感染防止対策を講じています。お出かけの際はWebサイトなどで事前にご確認ください。


【季節の行事】十五夜・十三夜・十日夜
【季節の行事】亥の子
【暮らしのまつり・遊び】酉の市


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