1月6日は二十四節気の「小寒」。池や川の氷も厚みを増し、寒さが厳しくなる頃です。
小寒と大寒を合わせたおよそ一か月を「寒中」「寒の内」といい、最も厳しい寒さが続く時期といわれています。
なお、小寒と大寒の間が「寒中見舞い」を出す時期とされています。「寒中見舞い」は寒さの厳しい折に、相手の健康を気遣う季節の便りです。年賀状の返礼が遅くなった場合や、喪中の方へのご挨拶にも「寒中見舞い」を送るといいですね。立春(2月4日)を過ぎると「余寒見舞い」となりますので気をつけましょう。
また、七十二候では「芹乃栄(せりすなわちさかう)」に入ります。芹が盛んに育つ頃という意味で、芹は春の七草のひとつです。春の七草とは、 芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繫縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)の七つです。七草を自然の中で見つけるのは大変ですが、最近は、七草セットがスーパーなどでも売っているので、親しみやすくなりました。それぞれに効能があり、7日の「人日の節供」には、七草粥にして食べるという風習があります。
【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候
【四季と行事食】七草粥
2023年01月06日