4月29日は「昭和の日」。『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす』という趣旨で祝日法により2007年に「昭和の日」として制定されました。5月に入ればすぐに、5月3日「憲法記念日」、5月4日「みどりの日」、5月5日「こどもの日」と続きます。土日を入れると5連休。皆さまはどんな過ごし方をされるのでしょうか。
また、七十二候では明日から「牡丹華(ぼたんはなさく)」になります。花々が咲き乱れるなか、「百花の王」といわれる牡丹の花が開花する頃。華やかなその姿で、美人の例えにもなっています。「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉です。なぜ、この3つの花が選ばれたのでしょうか?その理由はこちらをご覧ください。
【暮らしの中の歳時記】美人を形容する言葉
さて、ゴールデンウィークが始まりますが、ゴールデンウィークの言葉の由来をご存知ですか?ゴールデンウィーク(Golden Week)は和製英語ですが、この言葉が生まれたのは、実は映画業界からです。1948年に「国民の祝日に関する法律」が施行され、4月末~5月初めの連休がある1週間は映画館の入場者数が増加し、映画会社にとっては素晴らしい1週間になりました。そこで大日本映画製作株式会社(通称「大映」1942-2002)が放送業界用語の「ゴールデンタイム」(高視聴率をとれる時間帯)をヒントに「黄金週間」と命名。よりインパクトの強い「ゴールデンウィーク」となり、一般にも広がったのです。
ここ、3年ほど厳しい状況に追い込まれていた行楽地や観光地にも人出が戻っています。休暇を取る方ばかりでなく、行楽地や観光地の人にとってもゴールデンなウィークになってほしいものです。
【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしを彩る年中行事】ゴールデンウィーク
2023年04月29日