6月の和風月名は「水無月(みなづき)」です。「無」には「の」の意味があり「水無月」=「水の月」といわれていますが、旧暦の6月は梅雨明け後で夏の盛りなので水が涸れてなくなるからという説もあります。この他、田んぼに水を張るので「水張月(みずはりづき)」、「水月(みなづき)」などの名前もあります。水とは関係ない呼び方では「風待月(かぜまちづき)」「涼暮月(すずくれつき)」「蝉羽月(せみのはづき)」などの別名もあります。
また、七十二候では「麦秋至(むぎのときいたる)」になります。
季節は梅雨にさしかかるところですが、麦の穂が実り始める頃なので、麦にとっては実りの秋に相当します。「麦秋(ばくしゅう)」は夏の季語で、黄金色の波のように穂を揺らす風を「麦の秋風」といいます。
さて、6月1日は「衣替え」。季節感を大事にする日本ならではの風習です。暑かったり寒かったり、雨もよく降り、季節の変わり目は天気も不安定。全てを入れ替えず、調節できる衣類を残しながら上手く衣替えしたいですね。さらに、衣類だけでなく、カーテンやスリッパ、ソファカバーや座布団カバーなど、家のあれこれも衣替えすると、気分も変わって快適です。衣替えの由来や、虫干し、洗濯のポイントなどをご紹介しています。
【暮らしの知恵/着るもの】衣替え
【季節のめぐりと暦】和風月名
【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしの知恵/着るもの】衣替え
2023年06月01日