日々の便り

2023年06月21日

夏本番の「夏至」。夏の風物詩「蚊取り線香」と「蚊やり器」

6月21日は二十四節気の「夏至」。「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中で、一年でもっとも昼が長く夜が短い日です。太陽の通り道が地軸に対して90度で、北半球では正午の太陽がほぼ真上に近いところを通ります。
三重県二見浦では、5月頃から7月頃に、大小仲良く並んだ夫婦岩の間から朝日が昇ります。日本には夫婦岩がたくさんありますが、岩の間から朝日が昇るのは大変めずらしく、特に夏至の頃は、約200㎞先の富士山の背後より昇る日の出となることから、特別な光景です。

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七十二候では「乃東枯(なつかれくさかるる)」の時期です。「乃東」というのは「夏枯草(なつかれくさ、かごそう)」、「うつぼ草」の異名で、冬至の頃に芽を出して、夏至の頃に紫色の花穂が黒ずみ、枯れたように見えます。この花穂は、昔から洋の東西を問わず生薬として利用されていたそうです。

さて、暑い季節に一番悩まされる虫は蚊ではないでしょうか。先日、草むしり中に何か所も刺されてしまいました。昔、田畑で働く人々も蚊にはたいそう悩まされたことでしょう。
日本の夏の虫よけ対策といえば「蚊取り線香」が思い浮かびます。今は様々な煙の出ないタイプの虫よけが売られていますが、蚊取り線香の煙とともに漂う香りはどこか懐かしく、「日本の夏の風物詩」といえるでしょう。庭仕事、畑仕事はもちろん、バーベキューやキャンプなどの夏のアウトドアにもうってつけです。
また、蚊取り線香を焚く「蚊やり器」には「蚊やり豚」のほかにもかわいいものや、おしゃれなデザインのものがたくさんあり、夏のインテリアとしても素敵です。
【暮らしの知恵/暮らしの道具】蚊取り線香と蚊やり器


【二十四節気】夏至
【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしの知恵/暮らしの道具】蚊取り線香と蚊やり器

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