日々の便り

2023年07月06日

早起きしたい「朝顔市」。夏の縁起物「ほおずき市」

日本各地で開かれる「朝顔市」や「ほおずき市」は夏の風物詩。東京・入谷の朝顔市や東京浅草・浅草寺のほおずき市は有名ですが、全国各地で早朝から朝顔やほおずきを売る出店が立ち並びます。

東京・入谷の朝顔市は、入谷鬼子母神を中心に、言問通り沿いに市が立ち、例年大勢の人で賑わいましたが、ここ数年はコロナ禍のために中止されていました。今年は4年ぶりの開催となり、久しぶりに活気が戻ってくることと思われます。
江戸時代、入谷は腕の良い植木職人がたくさんいた朝顔の名所でもありました。朝顔の中国名は「牽牛花(けんぎゅうか)」。牽牛といえば七夕伝説に出てくるあの牽牛、ということで七夕を挟んで6日から8日までの3日間開催されます。
朝早く咲く特徴が名前の由来となった「朝顔」。どこの朝顔市も早朝から始まりますので、出かけるときは早起きしたほうがいいですね。

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そして、東京浅草・浅草寺では7月9日・10日にほおずき市が開かれます。この日は、一日お参りしただけで「四万六千日」お参りしたのと同じ功徳を得られるという「功徳日」。ほおずきは厄除けとして、また、その赤い色は雷様が苦手な色だとされ、夏の雷除けの縁起物となりました。浅草寺では、ほおずき市の2日間だけ、竹串にはさんだ三角形の「雷除札」(雷よけの御札)がいただけます。
ほおずきを漢字で書くと「鬼灯」。その形はお盆にご先祖様が帰ってくるときの道を照らす提灯に見立てられ、盆棚に飾ったりします。

お近くで朝顔市やほおずき市が開かれるようでしたら、足を運んでみてはいかがでしょう。

【季節の行事】朝顔市
【暮らしの中の歳時記】ほおずき市

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