11月27日から、七十二候では「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」になります。「朔風」とは北風のことで、「木枯らし」が木の葉を吹き払う頃という意味です。
今年の「木枯らし1号」は、近畿地方では11月11日に昨年より2日早く吹きました。東京地方では11月13日に3年ぶりに吹いたとニュースになりましたが、この3年間、木枯らしが吹いていなかったわけではありません。「木枯らし1号」と認定されるには条件があるのです。東京地方では、①期間が10月半ばから11月末までの間に限られ、②気圧配置が西高東低の冬型になって季節風が吹くこと、③東京における風向きが西北西~北であること、④東京での最大風速がおおむね風力5(風速8m/s)以上であることなどが条件となっています。
暖冬といわれていますが、北風はやはり冷たいです。外出するときはしっかり防寒対策を。ポイントは、「首・手首・足首」の3点を温めることです。首には大きな動脈があるので首元が寒いと冷えた血流がからだを回ることになり、からだ全体が冷えてしまいます。
逆に首を温めると血行が良くなりからだも温まるので、マフラーやストールなどを巻いて首元を保温してあげましょう。
手首、足首も同様に手足の末端の血流をよくするために、手袋や厚手の靴下などでしっかり保温するのがポイントです。防寒グッズもデザインや素材にこだわって冬のおしゃれを楽しみましょう。
また、寒い時のおやつにうれしいのが、ほかほかの焼き芋です。
最近は、「いしや~きいも~」と鳴らしながらやってくる焼き芋屋さんは少なくなりましたが、スーパーなどでも買えるようになりました。
様々な「さつまいもスイーツ」のお店も増えているようです。さつまいもはじっくり焼くと甘くておいしくなるそうです。
暮らし歳時記では「石焼き芋」の作り方もご紹介しています。