日々の便り

2023年12月15日

知っていますか?年賀状書くとき、出すときのマナー

12月15日から年賀状の受付が始まります。
最近は、年賀状を出すのをやめる人や、最初から出さないと決めている人も増えているそうです。いまはSNSやメールなどで簡単につながれるので、それも一つの流れかもしれませんね。でも、やはり年賀状はきちんと出すという方や、送られてくる年賀状を楽しみにしている方も大勢います。

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年賀状とは、年始の挨拶を簡略化したもの。もともとは元日に出向いて年賀の挨拶をしていましたが、挨拶に行けない人は手紙を送るようになり、やがて現在のような年賀状を送る習慣となりました。郵便制度が確立した明治時代から葉書きの年賀状が送られていたそうなので、年賀状の歴史は140年以上。電話やメールで手軽に連絡ができる現代でも、年賀状をいただくとひと味違う喜びがあります。

年賀状に書くお祝いの言葉を「賀詞(がし)」といいます。賀詞は、相手によって使い分けましょう。仕事関係や目上の方には敬語がないと失礼にあたるので、「謹賀新年」のような4文字の賀詞か、「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」などの文章を使うと礼儀にかなった年賀状になります。友人や目下の方には、「賀正」「迎春」などの2文字や、「寿」「福」などの1文字の賀詞でもOKです。
そして、印刷された年賀状でも、ひとこと手書きのコメントを書き添えると、心のこもった印象になります。

また、元旦から松の内(1月7日まで。地域によっては1月15日まで)に届くように出すのが礼儀なので、受け付け開始の12月15日から25日くらいまでに投函すると安心です。
松の内を過ぎる場合は「寒中見舞い」の形で送るとよいでしょう。喪中と知らず年賀状をいただいた場合の欠礼のお詫びなども、松の内を過ぎてから寒中見舞いの形で送るとスマートです。
様々な賀詞とその意味や、相手にふさわしい賀詞の選び方など、年賀状を書くときのマナーについて詳しくはこちらをご覧ください。
【暮らしの作法】季節の便りと贈り物/年賀状

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