4月30日から、七十二候では「牡丹華(ぼたんはなさく)」になります。花々が咲き乱れるなか、「百花の王」といわれる牡丹の花が開花する頃。華やかなその姿で、美人の例えにもなっています。「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉です。なぜ、この3つの花が選ばれたのでしょうか?その理由はこちらをご覧ください。
【暮らしの知恵】風流なことば/美人を形容する言葉
また、4月の中旬からゴールデンウィークの頃、藤や芝桜が見ごろを迎えます。
藤の花は、マメ科のつる性落葉樹で、藤棚から長く垂れ下がる薄紫色の花房は美しく、風に揺れる花房からは甘い香りが漂います。多くの園芸品種があり、現在では世界各地で植えられていますが、日本で「藤」といえば、通常は「野田藤(ノダフジ)」を指し、樹齢何百年といわれる藤の名所も多くあります。
芝桜は、北アメリカ原産の多年草。茎が横に這うように広がり、春には赤やピンク、白、紫などの小さな花を咲かせ、花の形が桜に似ているので「芝桜」と呼ばれます。
株いっぱいに花がつき、満開ともなると花のじゅうたんを敷き詰めたようになるので、色違いの花を組み合わせて花畑に絵を描いたり、グランドカバーとして土手などに植えたりと広く利用されています。
花の絶景が楽しめる藤の名所と芝桜の名所をご紹介します。
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2024年04月30日