日々の便り

2024年08月07日

二十四節気「立秋」、七十二候「涼風至」でも残暑厳しく

8月7日は「立秋」。二十四節気のひとつで、この日から立冬の前日までが暦の上では秋となります。立秋以降の暑さを「残暑」といい、「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に変わります。七十二候では7日から「涼風至(すずかぜいたる)」に入ります。涼しい風が吹きはじめる頃という意味です。

しかし、とにかく猛暑が続いているので全くピンときませんね。できれば、朝晩吹く風に少しずつ涼しさが混じるのを感じ、空を見上げれば、うろこ雲や鰯雲が、移ろう季節を知らせてくれて、「暦の上ではもう秋か」と感慨にふけりたいところです。
ところが、ここ30年の平均気温をはるかに上回る猛暑はまだ続くそうです。今年は急に広がる黒雲に雷鳴、突風、激しい大雨など、急激に天候が変わることも多く、暑さだけでなく、天候の変化に注意が必要です。引き続き夏バテ予防、熱中症予防もしっかりとしながら秋の兆しを待つばかりです。

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さて、8月11日は「山の日」。振替休日でお盆前の三連休になります。
日本の国土の大半は山であり、日々多くの山の恩恵を受けて生活しています。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを目的に、国民の祝日「山の日」が設けられました。8月11日になったのは、大人も子供も、こぞって山に親しみ、山を考える日になるように、お盆休みや夏休みの時期にあたる日が選ばれたから。「八」の字が山の形にみえるため「8」、木が立ち並ぶイメージから「11」と山にまつわる意味もあるそうです。


【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候

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